2014年5月16日  
 

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島村宜伸氏インタビュー:環境汚染に国境はない 環境保護で始める中日交流

 2014年05月16日16:24
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島村宜伸会長。

 「第1回中日韓養生文化・養老産業フォーラム」がこのほど、北京の人民大会堂で開催された。フォーラムに出席した日中環境協会の島村宜伸会長は、「生命を尊重すると同時に自然を敬う意識を広め」、「生命の原点に立ち返って」環境保護の重要性を再認識しなければならないと語った。日本でも経済発展の過程でかつて、深刻な環境問題が発生し、社会に大きな危害を与えた。だが数十年の努力を経て、日本は汚染や公害をほぼなくし、良好な自然環境を回復している。世界最大の発展途上国である中国は、日本の環境保護の経験から何を学ぶべきか。また急速発展する中国が直面する問題の解決を日本はいかに支援することができるのか。人民網の記者が島村氏をインタビューした。

――再びお会いでき、とても嬉しく思っています。前回は12年前、人民網中日フォーラムでのネット利用者とのオンライン討論にご参加いただきました。覚えておいででしょうか。

 よく印象に残っております。中国訪問の目的は何かという質問をネット利用者にいただき、日中友好の促進だと答えたことを覚えています。では日中友好をいかに促進するか。私にとっての長年の課題であり、より良い答えは何かとこれまで追求して参りました。日本と中国は同じ空の下にあり、空気も海もつながっています。これからの日中友好は、抽象的な議論から発想を転換し、大気汚染や環境汚染などの問題で連携するものとしてはどうでしょうか。私たち一人ひとりにかかわる環境問題をともに解決していく。日中関係の改善はこの「原点」に立ち返って考える必要があります。


12年前、人民網中日フォーラムでネット利用者と交流する島村宜伸氏。


――両国の民間交流を強化し、友好を促進するのに、具体的には何ができるのでしょうか。

 今回、私が北京を訪問し、「第1回中日韓養生文化・養老産業フォーラム」に参加したのも、民間交流の一環です。天津でまもなく行われる中日環境フォーラムにも参加の予定です。日中交流は表面的なものにとどまらず、可能性を生むものでなければなりません。毎回の交流でしっかりと成果を出さなければならないのです。今回、私とともに北京に来た280人余りの多くは企業代表者です。こうした人々が中国企業と交流し、幅広い協力を展開していくことを願っています。

――環境保護の中日協力では、日中環境協会は最近、どのような措置を取っていますか。

 日中環境協会は今年1月、天津浜海ハイテク産業開発区管理委員会の栄建勲書記が率いる代表団一行を東京に迎えました。双方は、環境保護などの話題について交流し、天津浜海ハイテク産業開発区管理委員会と日本日中環境協会との戦略協力合意書に調印しました。今年4月、本協会の宋青宜理事長らと私は三菱レイヨン株式会社を訪ね、日中の環境問題を解決するための方法について意見を交わしました。双方は、水や空気などの自然環境に取り組み、食品の健康問題を重視しなければならないとの考えで一致しました。三菱レイヨン社の池田隆洋常務は、水環境事業での日中協力を提案した上、環境事業を産業として進めていくことは急務であり、日本企業も技術などの面で中国側を支持していくと述べました。
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日中環境協会の宋青宜理事長(左側)も取材に参加。

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