李克強総理とシン首相が会談 中印協力強化に5つの提言 (2)
(4)人的・文化交流を拡大し、相互理解を深める。2014年を「中印友好交流年」とし、平和共存五原則発表60周年を共に祝う。教育交流・協力を拡大し、両国メディア間の意思疎通を強化し、青年相互訪問活動を引き続きしっかりと行い、地方交流を推進する。
(5)互いの懸念に配慮し、敏感な問題を適切に処理する。国境問題について意思疎通と協議を強化し、現有の制度の効率を高め、双方共に受け入れ可能な解決策を見いだすまで国境地帯の平和と安寧を維持する。現有の制度を活用し、国境をまたぐ河川の問題で協力を強化する。
シン首相は「印中両国は共に発展の肝要な段階にあり、幅広い利益を共有しており、両国間の協力には巨大な潜在力がある。国際・地域情勢がどう変化しようとも、印中は最良の近隣国、協力パートナーだ。李総理の今回の訪問には一里塚的な意義があり、印中戦略的協力パートナーシップのさらなる発展を促すに違いない」と表明した。また、李総理の印中関係に対する評価と両国関係の一層の発展に向けた提言に完全に賛同。「中国側と共に努力して両国間の合意を積極的に実行に移し、各分野の協力がさらに実り豊かな成果を上げるようにしたい」と表明した。
李総理はチベット問題における中国政府の原則的立場を重ねて表明。シン総理は「インド政府は西蔵(チベット)自治区は中国の領土の一部と考えており、インド国内での反中活動はいかなる勢力にも認めない」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月21日
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