中国、人気ドラマは何度も再放送 5年で3千回も (4)
「西遊記(86年版)」 |
再放送が増えても制作者にメリットなし
「還珠姫--プリンセスのつくりかた--」の旗を振った鄭暁竜・監督は以前、「再放送が人気になっても、自分の収入にはならず、再放送時のコマーシャル料も自分と関係がない」と打ち明けた。ただ、自身の作品が人気になると、監督しての評価が高まるなど、メリットも少なくないという。同ドラマが台湾で何度も再放送され、鄭監督は台湾でも人気の監督になった。台湾の人気司会者、小Sこと徐熙◆(=おんなへんに弟)や人気モデルのペース・ウー(呉佩慈)なども同ドラマのファンであることを明かしている。
一方、ドラマ「士兵突撃」(06年)のプロデューサー・張譲氏は取材に対して、「2、3年後に放映権を売れば、高く売れるかもしれないが、今の中国のテレビドラマの購入システムでは、何度再放送されても、制作側とは関係がなく、益を受けるのはテレビ局と視聴者だけ」とシステム改善を望んでいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月20日