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中国式包装、「メンツを買う」ための浪費 (6)

済南市民がスーパーで購入した幾重にも包装されたソーセージ=20日

 今のご時世、酒・たばこ、お茶、高級食品から元宵団子、卵、果物・野菜など庶民的な食品に至るまで、市場には各種各様の商品があふれかえっている。どの商品も美しく包装されている。内張りのシルク布には金色で絵柄が描かれており、つい見とれてしまう。これらの派手な包装は、見かけは立派だが内容に乏しく、また、資源の浪費と環境汚染をもたらしている。

 統計データによると、中国都市部の家庭ゴミのうち、包装ゴミが3分の1以上を占める。包装ゴミが個体ゴミ全体の50%を占め、年間4千億元(約6兆円)相当の包装ゴミが捨てられている。包装の本来の機能は、商品の品質保証期間を延ばし、運送や携帯をより便利にすることだ。しかし、贈答用商品のパッケージは、見た目の豪華さを利用して売り上げを伸ばし、商品の「ランク」を高め、より高値で売るという役割まで加わっている。買う方は、「高い値段でメンツを買う」という無駄遣いをする。

 専門家は、「中国で長い間、過剰包装が当たり前になっている背景には、儲けようという店側の魂胆のほか、中国人の消費行動が理性的ではない、という原因もある。見栄の張り合いやメンツを重視しすぎるといった理性的とはいえない消費観が、過剰包装という土壌を長きにわたって肥やしてきた。理性的で無駄のない消費観を社会全体に確立し、節約を呼びかけることは、売る方も買う方も当然心がける必要がある」と指摘した。(編集km)

 「人民網日本語版」2013年2月22日

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