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中国の若者5割「不調でも病院行かない」

 ストレスを抱え、仕事が忙しい若者はたとえ体の調子が悪くても、「若いから大丈夫だろう」と思い、特に病院に行くこともなく放っておくことが多い。中国青年報社会調査センターがこのほど、4027人を対象に実施した調査では、回答者の99.7%が周囲に体調不良をほったらかしにしている若者が「いる」と答えた。また、53.8%が体のどこかに痛みなどが生じても、「放っておく」と答え、「すぐに病院に行く」と答えた人は11.4%にとどまった。若者に多い病気は胃腸疾患、高血脂症、高血圧、高血糖、頸椎(けいつい)・腰椎の疾患などだ。「生命時報」が報じた。

 初めは軽い病気でも、放っておくとサビのように少しずつ体をむしばんでいき、最終的には命に関わる深刻な結果になりかねない。近年、突然死やガンなど重い病気を患う若者が増加している。その原因は、「体調不良でも病院に行かない」ことと関係があるとされている。また、北京大学医学部公衛学院医学・健康教育系の鈕文異・教授は取材に対して、「若者の運動不足」を挙げる。統計によると、サラリーマンの68%が運動を全くせず、58.2%がじっと座っている時間が長いため、1日に必要とされる運動時間35分を達成できない。このほか、「若者の病気に対する意識の低さ」も挙げる。「体調不良を感じても、若者は放っておくことが多く、結果、塵が積もって山となり、深刻な病気へと発展する可能性を高めてしまう。また、体のどこかに痛みを感じても、痛み止めを飲んで乗り切り、それを何度も繰り返すうちに慢性の痛みとなる。またインターネットで情報を検索し、病情を自分で判断してしまうことも多い」

 鈕教授は「体が不調の『シグナル』を出しているときに、すぐに対応することが大切。大きな病院に行って検査をする時間がないのであれば、地域の健康医療サービスセンターに行って、初歩的な診察や検査を受けてもいい。その後、病気は症状が軽いうちに完治させておくべきで、必要なら専門病院に行かなければならない」と指摘。「インターネットで集めた情報だけでは、不調の理由を判断することができず、『参考』にすることしかできない。インターネットで薬を買うときは、さらに注意が必要で、治療を送らせて病気を悪化させてはならない」と注意を呼び掛ける。そして、「慢性的な病気を抱えている家族を持つ若者はさらに注意が必要」とし、「会社が計画する健康診断などには、積極的に参加し、『忙しいから』と言ってその重要性を見過ごすことがあってはならない」とアドバイスする。(編集KN)

 「人民網日本語版」2012年11月6日


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