中国の初代身分証明書が来年1月1日完全廃止へ
初代身分証明書(新聞紙の上にあるもの) |
1984年から中国で使用されてきた初代身分証明書が来年1月1日、歴史の舞台から姿を消すことになる。あと7日で、ICカード技術を駆使した第2世代身分証明書に完全に切り替わるのだ。これまで使用されてきた身分証明書は約30年の間、さまざまな手続きをスムーズにし、人々に便利な生活を提供してきただけでなく、中国社会の発展の移り変わりの「証人」となり、人々の成長の足跡を記録してきた。中国のタブロイド紙「北京晨報」が報じた。
■初代身分証明書の歴史
1984年4月6日、中国国務院(政府)は「中華人民共和国居民身分証試行条例」を発表。身分証明書制度の実施により、住民の戸籍を証明書に記録する管理スタイルが幕を開けた。