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商業優先のラサ旧市街「破壊・再開発」はデマ

 「私たちのラサが壊されてしまう!ラサを助けて!」と題する行きすぎた商業主義によるラサ旧市街再建計画を批判する文章が4日、「破壊・再開発」の現場を撮影した画像とともに、中国版ツイッター「微博」に投稿された。人民日報が伝えた。

 歴史的価値の高い伝統的な文化財や建築物を「破壊・再開発」するという内容は、果たして事実なのだろうか?ラサの現代化計画は、商業的目的が優先されているのだろうか?これらの疑問を解明すべく、人民日報のコラム「求証」担当記者は、ラサ市旧市街の中心部・八廓街(バルコル)に入った。

 2012年12月に始まったラサ旧市街地域保護プロジェクトは、鳴り物入りで進められている。ラサ旧市街地域は、歴史的建造物が集中するバルコルを中心とする総面積の約1.33平方キロメートルのエリアで、約8万人が居住している。バルコルは、チョカン(大昭)寺を中心とする、居住・商業・宗教・観光・文化など多機能が集まった市街中心部で、濃厚な民族・宗教的色彩を帯びているだけではなく、多くの貴重な文化財や歴史的建築物が保存されている。

 1300年以上の歴史を誇る中国文明遺産の宝庫であるバルコル周辺部及びチョカン寺は、西蔵(チベット)民衆の心の中で、極めて重要な地位を占めている。

 チョカン寺の僧侶・尼瑪次仁は、「旧市街地域保護プロジェクトによって、確かに、チョカン寺の文化財保護にと実益がもたらされた。文化財には、『水』と『火』という2つの天敵がある。寺境内の電線は、蜘蛛の巣のように密集して張り巡らされていたため、漏電・火災の危険性が非常に高かった。また、大雨が降ると、排水システムの能力が低いことから、寺の壁画や基礎部分がひどく損傷した」と話した。そして、「旧市街保護プロジェクトによって、電線の地中化が実現し、排水もスムーズになり、火災と水害のリスクが格段に少なくなった」と続けた。

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