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地下鉄7号線車両、「北京スタイル」として貫禄充分

 建設中の北京地下鉄7号線は、車両設備と信号システムの100%「国産化」、さらには100%「北京製造」を実現させた。7号線の車両はこのほどラインオフ、点検作業が完了し、試運転の段階に入った。2014年末の全線開通に向け、35本280台の車両が続々完成する。北京青年報が伝えた。

 北京地下鉄車両装備公司の車庫にある7号線車両は、遠くから見ると、6号線車両の外観と良く似ている。淡いイエローの外観は、「北京製造」のこの車両に、さらなる清潔感と上品な印象を添えている。7号線先頭車最前部の平面デザインは、古代宮殿のライオンのドアノッカーからインスピレーションを得て創られたという。先頭車両の輪郭は非常にはっきりとしており、剛毅な雰囲気が漂うと同時に、モダンな印象も醸し出されている。

 車両内は、天井高が2メートル11センチもあり、現有の地下鉄車両の中で最も高い。先頭車両から後方を見ると、弓型の手すり、アーチ状の天井板、装飾板の弓型壁面が融合して張力場が生まれ、アーチ効果が現れている。

 円いアーチ状のデザインによって、乗客は、「北京のテイスト」を感じ取ることができる。また、車両内の空間が広く感じられる効果もある。車内のベースカラーは、これまで多用されていた白ではなく、グレーを基調とし、より流行を意識したものとなっている。座席の座面と背もたれにも新たな工夫が施された。背もたれの圧点を増やしただけではなく、座面の硬さも改良され、乗客の坐り心地がアップした。

 現有地下鉄の車両ドアが全てスライド式であるのに対し、7号線の車両では、新型のプラグイン式ドアが採用された。プラグイン式ドアは外開きで、車体の密封性が確保され、防音性にも優れ、従来のドアのように乗客が挟まれる恐れはなく、定員オーバーの場合でも、ドア開閉の安定性が保障されている。

 北京地下鉄7号線は、西端の北京西駅から、両広路・東二環・勁松路・化工路を通り、終点・焦化工場駅までの計21駅で構成され、全線地下を走行する。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年10月29日

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