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北京、来年より英語は小学校3年生からに

 北京市教育委員会の付志峰・副主任は19日、来年の新学期より、北京の小学1年生の学習教科から英語がなくなり、小学校3年生から英語教育を開始する方針を明らかにした。また、高校、大学入試の英語の試験の難易度を下げ、高校入試の難易度は定められている5級の基準、大学入試は7級の基準を超えてはならないとの要求を徹底して実行するという。北京晨報が報じた。

 付副主任は、「北京市がこのほど『英語の教学を強化する指導意見』を発表したということは、同市は今後、英語をさらに重視するということだが、英語を『交流のためのツール』という本来の位置に戻すということでもある」と説明した。同教育委員会は一連の改革案を通して、学生が英語の勉強に費やす時間を減らす一方、学習効率を向上させ、学生が会話やヒアリングの能力を大幅に向上できるようにしたい考えだ。

■小学校:英語教師にとっては死活問題

 筆者が複数の小学校の校長を取材したところ、ある校長は、「本当に1、2年生の教科から英語がなくなるなら、教師は大きな影響を受けるだろう。英語の教師は篩にかけられ、担当教科を変更しなければならなくなる教師も出てくるだろう」との見方を示した。

 保護者:塾で英語を習わせる

 同市西城区にある幼稚園に通う児童の保護者、李さん(女性)は、「現在、息子は4歳で幼稚園に通っている。小学校1、2年生で英語を勉強しなくなるなら、塾で英語を習わせることを考えている。なぜなら、息子は現在、幼稚園で英語の勉強を始めており、2年間中断すると、今勉強したことが無駄になってしまうから」と語っている。

 学習塾にとっては商機

 倍思国際教育の呉問濤・校長は、「言葉を学ぶのに最も適しているのは3-6歳。そのため、小学校1、2年生の教科から英語をなくす今回の調整は、学習塾などの機構にとって、商機となるだろう。義務教育の意義は国民の資質を向上させることにあり、差別化する学習は市場に任せるべき。学習塾などもこのチャンスを捉えるために、英語の学習は従来のスタイルをやめ、シチュエーション教育や綴り字と発音との間に規則性を明示し、 正しい読み方の学習を容易にさせるフォニックスを取り入れたり、映画を見たり劇を行ったりするなど、臨機応変な学習にしなければならない」と指摘している。

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