お見合いに母親が同席する36歳のイケメン
イケメン青年の王さんは、瀋陽市委員会瀋陽市青年結婚サービスセンターが主催するお見合いイベントに5年ほど前から数十回参加しているが、まだ「運命の人」に巡り合えていない。その理由?ずばり王さんが「マザコン」だからだ。東北新聞網が伝えた。
王さんは、身長180センチのイケメンで、大学では芸術を専攻していた。卒業後、友人と一緒に会社経営をスタート、女性の誰から見ても、「長身・金持ち・イケメン」の3拍子揃った魅力的な男性だ。しかし、36歳になった今も、なかなか女性とのご縁に恵まれない。
王さんは2008年、友達の紹介で瀋陽市青年結婚サービスセンターの会員になり、様々なお見合いイベントに参加し始めた。5年間の間に数十回、各種イベントに参加したが、「この人なら」と思う人は見つかっていない。本人は、「相手に求める条件は決して高くない。容貌は普通で、身長は160センチ以上、健康で優しく、親を大切にする人なら、仕事をしていなくてもOK」と話した。
実は、王さんはかなりの「マザコン」で、お見合いイベントには必ず母親が一緒に出席する。好感が持てる女性を見つけると、王さんはまず自分の母親に意見を聞く。まず母親がその女性と話しをして、母親も好感を持てば、ようやく王さんの登場となる。何回かは、相手の女性も王さん母子を気に入り、デートの約束を交わした。だが、次のデートにも母子でやってくるのに女性が驚き逃げ出してしまうのが、お決まりのパターンだ。
結婚サービスセンターの李センター長は、「王さんのようなマザコン男性は本当に多い。お見合いイベントには、かならず親が同伴してくる人がいる。極端なケースでは、家族3,4人連れだって登場する。センターの調査によると、母親の条件を基準に相手を探す男性が30%を上回る」と語った。
結婚センターの恋愛・結婚コンサルタントは、次の通り分析した。
今の独身男女は、ほとんどが一人っ子で、親や親戚がさまざまな分野で子供に過度に干渉し、本人の配偶者選びにもあれこれ口出しするため、本人が自分の本当の気持ちを見失ってしまう。また、「マザコン」男性は、あまりにも主体的な考えに乏しく、自分の主義主張がなく、責任感もない。何かあるごとに親の意見を聞いてそれに従うため、結婚後はさまざまなトラブルが起きる。このような事態に陥らないため、結婚相手を探す時には、青年は「マザコン」ときっぱり訣別すべきだ。重度の「マザコン」青年は、相手探しの時に、両親の基準だけで探してはならない。初デートのときには、「僕のお母さんは・・・」「僕の母親なら・・・と思うだろう」など、自分の母親に関することを会話に挟むことを極力避けるべき。交際中に揉め事が発生したら、2人だけでそれに向きあい、解決すること。ゆめゆめ親の意見など聞いてはならない。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年12月9日