2014年2月17日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

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中国で幸せな毎日を送るカメルーンの男性 (2)

 2014年02月17日14:01
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 王さんは、あちこちをぶらつくことも大好きだ。長城に登り、頤和園を散策し、北京の曲がりくねったフートン(細い路地)をそぞろ歩き、北京の人々の昔ながらの生活を垣間見て、四合院(伝統的家屋建築)に住むおじさんやおばさんと雑談する。知らないうちに、王さんの中国語には、少し「北京訛り」が入るようになった。

 普段、王さんが最も好んで聴く中国の歌は、「吻別(別れのキス)」「同桌的你(同じテーブルのあなた)」「傷不起(傷つけないよ)」など。ジャンルを問わずさまざまの曲を好み、どんな曲でも口ずさめる。友人と一緒に歌を歌いに行くと、王さんはマイクを独り占めして離さない。中国のドラマも大好きで、最近は「咱們結婚吧(結婚しよう)」にハマっている。「中国の歌を聴き、中国ドラマを見ることは、中国語の学習に最上の方法。これを『オタクの勉強法』というのです」と王さんはハハハと笑いながら話した。
 
 地下鉄で知り合った友人から「雲南省曲靖市の実家に遊びに来ませんか」と誘われた王さんは、昨年の夏休み、同じカメルーン出身の友人と一緒に雲南を旅した。8月、地元では火把節(たいまつ祭り)が行われており、村を訪れていた数人の外国人は非常に楽しい時を過ごした。王さんの旅は目が回るほど忙しかった。毎日違う家に招待され、ご馳走を食べお酒を飲んだ。「中国は本当に美しい!中国の人々は全員、私の兄弟だ!」-白酒を数口飲んだ王さんは、ほろ酔い気分で嬉しそうに話した。

 今学期、大学の国際学院で、留学生による中国語スピーチコンテストが開催された。王さんは見事、「特等賞」と「最高風格賞」をダブル受賞した。彼は、「異文化」をテーマに話し、中国生活においてカルチャーギャップが原因で発生した様々な面白いエピソードを紹介し、場内の笑いを誘った。王さんはスピーチの最後に、「中国とカメルーンは、文化の違いが極めて大きい2つの国だが、どちらも私の故郷です」と感概深げに話した。

 王さんは最近、ますます忙しくなっている。というのも、大学院受験に向けた準備が始まったからだ。彼は対外経済貿易大学国際貿易科を受ける予定という。「中国に来る前、この国にこれほど長く留まるとは思わなかった。僕は当面、中国を去るつもりはない。これからも、ここでハッピーな毎日を送り続けたい!」と話す王さんは、再びハハハと高らかに笑った。その浅黒い肌の顔は、幸せと満足で満ち溢れていた。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年2月17日

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