昨年12月末の米国化粧品ブランド「レブロン」、今年1月の仏ロレアルの大衆ブランド「ガルニエ」に続き、海外化粧品ブランドが再び中国撤退を発表した。ロート製薬は7日、中国で化粧品の輸入販売と美容院の経営を担当している現地子会社、エピステーム商貿(上海)の営業停止を発表した。南方日報が伝えた。
ロート製薬は2010年より、北京市と上海市で百貨店向けの高級化粧品の販売を開始したが、欧米および日本の化粧品ブランドとの競争が激化し、今後の収益は確保しがたいと判断された。エピステームは今年3月末に営業を停止し、12月に清算を終える予定となっている。
エピステームの親会社のロート製薬は、大阪市生野区巽西に本社を置く日本の製薬会社だ。
業界関係者は、「中国市場から撤退したレブロンやガルニエと比べ、エピステームの知名度は低い。またエピステームは主にアンチエイジングの製品を取り扱っており、価格も高級路線を歩んでいたため、中国市場の消費の特徴に合致せず、販売ルートの拡張も進まなかった」と分析した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月12日