軍事医学科学院微生物流行病研究所の姜永強研究員が率いる研究チームは、世界に先駆けて豚レンサ球菌の生存機構の研究を実施した。5年間の取り組みを経て、遺伝子ノックアウトプラットフォームと体内外抗食作用模型を構築し、豚レンサ球菌がアデノシンの合成により好中球の活性を抑え、宿主に対する免疫回避を強化することを証明した。この研究成果は「Molecular & Cellular Proteomics」など3種の専門誌に掲載された。同成果は、同類の細菌が宿主の先天的な免疫を回避し、菌血症を発生させる現象を研究する、重要な参考となる。人民日報海外版が伝えた。
豚レンサ球菌血清型2型は、世界各地で新たに発見されている、人と動物に感染する病原菌だ。2009年までの患者数は853人に達しているが、そのうち中国人は39%の332人に達した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月17日