「神風特攻隊」を題材とする、百田尚樹NHK経営委員の小説『永遠の0』を基にした同名映画が昨年末に公開された。百田氏は鑑賞時に涙が止らず、安倍首相は鑑賞後に「大変感動した」と述べたという。第2次大戦時の日本の神風特攻隊の名声を高めようとするこの映画は7週連続で映画ランキング首位に立ち、興行収入は40億円を超えた。銭江晩報が伝えた。
「神風特攻隊」は太平洋戦争後期に敵艦艇に突入した日本軍の特殊航空部隊。1944年、太平洋の戦場で惨敗を重ねた日本は米軍の進攻を食い止めるため、潜水艇、モーターボート、飛行機による敵艦への突入によって劣勢からの盛り返しを図ることを決意した。1994年10月から日本海軍は「神風特攻隊」8個を設けた。「神風」機は多くが軽型爆撃機や戦闘機を改装したもので、設備は貧弱だが大量の爆薬を積んでいた。太平洋戦争終結前夜、日本本土には「神風」機9000機余りがあり、うち5000機余りは改装が完了していた。「神風特攻隊」は日本の後れた軍事技術と狂気じみた軍国主義思想の結合の産物であり、兵士の命と引き換えに戦果を得ようと企てたが、敗戦・降伏という日本の運命を変えることは結局できなかった。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年2月11日