快適で暖かな、旅行に最適のシーズンがやって来た。どのような旅行形態を選ぶのかは、多くの人にとって頭の痛いところだ。ツアーに入れば、旅行費用は安くつくが、自由が制約される。フリー旅行ならば、出発前にプランを練るなど準備にかなりのエネルギーを注がなければならない。そんな中、ある旅行ウェブサイトがこのほど、「現地個人ガイド」サービスを打ち出した。インターネット上の専用サイトに登録しさえすれば、観光客はカスタマイズされた観光ガイドサービスを受けることができる。一部からは、「このような『個人ガイド』サービスは、監督管理が行き届かないことから、様々なリスクが生じるのではないか?」という疑問の声が上がっている。だがその一方で、「このような革新的な観光スタイルは、どんどん試みるべきだ」という意見もある。中国国営ラジオ・中国之声「新聞晩高峰」が報じた。
「現地ガイド」業に携わる個人は、果たして信頼に足るのだろうか?人々が心配する隠れた安全上のリスクは、どのように監督管理すべきなのか?「中国之声」は、微博(ウェイボー)・微信(ウィーチャット)を通じて関連調査を実施した。その結果、ネットユーザーの4割は「懐疑的」な立場で、「個人ガイドというアイデアそのものは素晴らしいと思うが、監督管理が行き届かず、野放し状態になる恐れがある情況で、いざ実施となると、多くの隠れたリスクがあり、観光客の安全は保証されない」と回答した。残り6割の「支持」派は、「やってみる価値はある。だが、観光客・ガイドいずれもが、真実の身分情報をお互いに提供すべきだ」との意見だった。
○支持派:人々の利益・権益を保障するためには法律の枠組み構築が必要
「支持派」微信ユーザーのコメントは以下の通り。
雪明さん:団体ツアーと同じ土俵で競争するためには、政府主管部門の指導のもとで、登録制度を実施すべき。責任負担能力の有無を審査し、安全上の責任所在、ガイド料金の支払い、サービスの内容などの詳細を明確にする必要がある。