韓国政府の事故対策本部は4月30日の定例記者会見で、旅客船セウォル号の捜索活動を3段階に分けて行い、早ければ今月中旬に打ち切る方針を明らかにした。
同日9時の段階で、死者は212人、行方不明者は90人。同日には事故現場から2キロメートル離れた場所で犠牲者1人の遺体が発見された。韓国メディアは、すでに複数の遺体が潮に流されている可能性を懸念している。同日の捜索活動は船の4層中部、船首、5層回廊を中心に行われた。通路はほぼ確保されているが、4層中央左側船室に入る通路は確保されておらず、捜索活動は困難に直面している。
事故原因調査面では、検察当局は船から逃げた主な船員15人をすでに逮捕。30日には貨物の過積載容疑で、セウォル号の所属する会社の責任者2人も逮捕した。調査当局によると、事故発生時セウォル号は規定の3倍以上の貨物を積載していた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月1日