2014年5月16日  
 

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中国の世帯数、4億3000万で世界5分の1を占めトップ (2)

 2014年05月16日13:40
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■去る人と留まる人:「流動人口家庭」と「留守家庭」

 都市化に伴って、中国では2つの新しい家庭の形態が出現した。データによると、現時点で中国には7000万の「留守家庭(親が出稼ぎで地元を離れ、残された子供が祖父母などと共に暮らしている家庭)」があり、そのうち農村の留守家庭が全体の77%を占めている。流動人口家庭も急激に増加している。1994年の農村から外部に出稼ぎに行った労働者の中で、夫婦共に流動した世帯は9%にも満たなかったが、2010年には、配偶者や子供、両親などと一緒に流動した世帯は、66.4%にも上った。

 多くの流動人口家庭は子供に完全に都市化した生活を送らせたいと希望している。しかし、就学前の子供を都市部で幼稚園に入れることは難しく、大きくなった流動人口家庭の子供も大学受験制度で不利な点があるなどの問題から、多くの若い農民の出稼ぎ者は子供を農村において両親に面倒をみてもらっている。働き盛りの男性の労働力が農村からいなくなった後に残るのは子供や婦女、高齢者からなる世帯だ。子供の教育、高齢者の扶養、妻と夫との夫婦関係など、すべての面が家庭にマイナスの影響を及ぼしている。

 第6回全国人口全面調査データによると、農村の0歳から17歳の留守児童(両親が出稼ぎで都市部に行き、地元に残された子供)は6103万人に達し、農村で留守を預かる高齢者は約5000万人に上るという。

■ 新しい直系家族型家庭とネットワーク式家庭

 現在、もともと独立して暮らしていた高齢者世帯が、その子供の世帯、さらには孫の世帯と同居するようになるという、新型の直系家族型世帯がますます増えている。データによると、2010年の直系家族型世帯は計9240万世帯で、全世帯の中に占める割合は2000年の21%から23%に上昇した。

 新型直系家族型世帯の成り立ちは、既存の伝統的な直系家族型世帯とはまるで異なっている。これは、高齢者の平均寿命の延びや高齢者人数の増加に伴い、特に高齢者が配偶者を失った後、家族によるケアの需要が急速に高まることによる。また、仕事のストレスや加速する生活リズムから、子供の世話をする時間がない若い親世代(高齢者の子供の世代)にとっても、同居にはメリットがある。そのため、本来は独立していた2つの世帯が合併し、1つ屋根の下に暮らすことになったのだ。

 これと同時に、所謂「付かず離れず、離れてもどこかで繋がっている」ネットワーク式家庭も出現した。2010年の都市で暮らす世帯の構成や家庭関係に関する調査データによると、成年の12%が両親と同居、68.9%が両親が住む町から出たことがなかった。このような「同じ街で異なる家」に住む世帯モデルもまた現在非常に一般的になっている。(編集MZ)
 
 「人民網日本語版」2014年5月16日

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