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上海モーターショー 世界で発言権を握る (2)

 その通りであれば、世界自動車メーカーの出展目的が、過度に功利的になったことになる。確かに中国のモーターショーには、俗っぽい一面がある。例えばその他の5大国際モーターショーと比べ、中国のモーターショーは名車とコンパニオンをセットにし、スターによる効果を重視している。しかし上海モーターショー・北京モーターショーの近年の展示内容を見ると、「低俗化」した中国のモーターショーは、ソフトの面でもハードの面でもその他の5大モーターショーにまったく劣らず、さらにこれを追い抜く可能性さえあるほどだ。

 業界内では、国際モーターショーの概念に関する共通認識がほぼ出来上がっているが、その魅力と価値は次の3つの要素によって示されるという。

 まずは、どのクラスの役員が参加するかだ。出展ブランドが増えるほど、社長やCEOクラスの役員が増加し、モーターショーの国際化が示される。この点に関しては、上海モーターショーは圧倒的な発言権を握っている。グローバル自動車メーカーの最高責任者ばかりか、グループ全体の全役員がチャーター機に搭乗し、会場に華を添えている。そのため「このチャーター機にもしトラブルがあれば、企業が倒産してしまう」という冗談がささやかれているほどだ。

 次に、世界初公開機種とコンセプトカーの数だ。中国のモーターショーはかつて「高品質だが少数」と批判され、自動車工業の存在しないジュネーブのモーターショーは「世界の自動車流行のバロメータ」として羨ましがられていた。上海モーターショーは今回、111車種の世界初公開車で観客の視線を釘付けにする。このラインナップと規模は、その他の5大国際モーターショーの合計に相当する。

 第3の要素は、新技術の展示と、今後のすう勢の把握だ。海外の5大モーターショーの背後には、米・独・日といった成熟した自動車工業体系があり、科学技術とすう勢によりその発展を促しているとされていた。しかし中国は今日、世界自動車工業の利益の核心であり、同時に技術の核心に変化しつつある。このすう勢は今後さらに際立つようになるだろう。

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