2014年2月10日  
 

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中国:一家団欒のはずの春節が負担に お年玉の額が高騰 (3)

 2014年02月10日08:27
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 北京大学社会学学部の夏学鑾・教授は、「経済が発展し、所得も向上するにつれ、多くの人の懐があたたかくなり、お年玉の額も増える。また、競争心を抱いたり、自慢したり、メンツを重視したりする人が一部おり、親戚や友人が自分の子供に200元くれたら、自分は500元あげるという状態になる。そうしているうちに、お年玉の額がどんどん膨らんでいく。実際には、このような心理状態は望ましくない」と指摘する。

 中国大陸部では、お年玉の額が高騰している一方、香港では、春節期間中、10香港ドル(約130円)か20香港ドル(約260円)が入った「利是」と呼ばれるお祝儀袋を渡すのが伝統であることは注目に値する。縁起が良いことや大きな利益があること、さらに幸運が続くことなどを願うのがその主な目的で、あげる方にとっても、もらう方にとっても負担とはならない。

 夏教授は、「競争心を抱く気風を変えなければ、人々の負担は大きくなるばかり。春節などの時に、お金をたくさんあげる必要はないし、そうすべきでもない。身分相応のことをすべき。習近平国家主席が2012年12月に8項目にわたる贅沢禁止令『八項規定』を打ち出し、政府はこの点で模範を示すようになっている。庶民も、それを模範にし、望ましくない習慣は捨てるべき」と指摘している。

 ある専門家も、「多くの人の春節期間中の出費の内訳を見ると、親孝行をするための出費が大部分を占めている。そのような人は、帰省した際に両親にできるだけ何かをしてあげたいと望んでいると同時に、子供として親に対する後ろめたさも含まれており、自分に負担を加えている。それなら、普段頻繁に帰省するほうがいい」と指摘している。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年2月10日

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