最後に、中国政府と指導部は中国に存在する問題を理解しており、これを解決しようとしている。
中国にとって、債務問題の解決は金融システムに対する抜本的な改革の一環にすぎない。全面的な改革には、金利の制限の緩和、資本市場の発展、地方政府の財政改革などが含まれる。
脱レバレッジと同時に、経済成長を適度に抑制するには、高いテクニックが必要だ。中国の金融システムの運営を徹底的に変えるのは非常に困難な任務だが、監督管理機関および政府部門は、現在に至るまで非常に着実な歩みを維持している。
中国の経済成長の構造には変化が始まっているが、その根本的な原動力は依然として力強い。都市化はなおも急ピッチで進められており、国内消費、特にサービス消費が急成長している。サービス業には余剰生産能力という現象が存在しないため、十分な発展の空間と大きな雇用チャンスがある。ゆえに先の道にはさまざまな障害があるが、多くの西側諸国の観測筋が指摘するのと比べ、中国が活路を見出し、これらの課題を克服する可能性は高い。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月14日