2014年4月14日  
 

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コンパクトSUV市場、中国での発展が期待

 2014年04月14日14:50
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 北京汽車の新たな都市型多機能自動車ブランド「幻速」が3月31日、コンパクト都市型SUVの「幻速S2」、「幻速S3」と同時に、同社が重慶市に持つ拠点で正式に発表される。これは北京汽車と重慶銀翔集団が混合所有制により形成する新ブランドで、SUVに特化した同社のブランド「BJ」と相互補完を実現し、SUVメーカーとしての輝きを取り戻す。人民日報が伝えた。

 SUV市場に近年攻勢をかけている自動車メーカーは、北京汽車だけではない。中国経営報が主催した第1回「中国経営報SUVフォーラム」において、中国汽車工業協会副秘書長の師建華氏は、「中国のSUV年間販売台数は、2010−2013年の間に、132万6000台・158万5000台・197万7000台・298万9000台と増加し、増加率はそれぞれ101.3%・19.5%・24.7%・51.1%に達し、同期の自動車販売台数の増加率を大きく上回った」と指摘した。長年に渡る高度成長を受け、ほぼすべての自動車メーカーがSUV市場に参入している。統計データによると、2014年には少なくとも55車種の新型SUVが発売される。通年のSUV販売台数は385−392万台に達し、前年比の増加率は28.8−31.1%に達する見通しだ。

 セダンと比べ、SUVは燃費が悪い。省エネ・排出削減を背景とし、中国SUV市場はどれほどの潜在力を秘めているのだろうか?

 北汽銀翔汽車有限公司の役員で総経理の白天明氏は、「自動車市場に占めるSUVの比率は、米国では28%、韓国では30%に達しているが、中国では21%だ。ゆえにSUVは中国でなおも大成長の余地を残している。中国SUV市場は高成長を経たが、中国の自動車消費アップグレードの基礎が短期間内に存在し続けるため、多機能かつ大型でトラフィカビリティの高いSUVは需要が旺盛になり、販売台数が高い増加率を維持するだろう」と分析した。

 新華国際情報諮訊(北京)有限公司総経理の林雷氏は、「着実な国内経済発展の情勢により、若い消費者の購買力が強化され、未来のSUV市場(特にコンパクトSUV市場)の発展を力強く支えるだろう。小型化・省エネを売りとするコンパクトSUVは、低排気量・低価格・低燃費・高車高・高視野などの長所により、新たな市場の注目点になりつつある」と語った。

 師氏は、「ガソリン価格と持続可能な発展の需要により、海外市場ではハイブリッドSUVが注目を集めることになる。国内では、コンパクトSUVという新たな市場が形成されるだろう。各社がコンパクトSUVの発売に向け取り組んでおり、同市場の競争を激化させているが、国産コンパクトSUVの競争力はさらに強化される」と指摘した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年4月14日

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