予定されていた全会議を終了し、ボアオ・アジアフォーラム2014年年次総会が11日夜に閉幕した。中国新聞社が伝えた。
ボアオ・アジア フォーラムの周文重事務局長は今年の年次総会について、「より多くの地域・分野から出席者を集め、出席者数が過去最高になった。世界52カ国・地域から1700人あまりの政治、財界、学術関係者が参加したほか、中国国務院の李克強総理およびその他8カ国の政府首脳も参加した」と述べた。
周事務局長はまた、「今年の年次総会では68回の各種会議を行い、構造改革、技術のモデルチェンジ、資源・エネルギー・環境といった分野からアジアの持続可能な発展の原動力と方向性を探り、さまざまな革新を実現した」とし、以下の例を挙げた。
(1)初めて政治・安全分野にまで議題を広げた。中米関係、ネットワークセキュリティ、南中国海問題といった議題を設け、政治家や学者を招き討論を行った。
(2)経済貿易協力を推進するための企業家交流プラットフォームを打ち立てた。中国・ロシア、中国・オーストラリア、中国・日本会議を設けたほか、サブフォーラム・サロンなどの各種イベントを行った。
(3)省長・市長とCEOの対談、部長とCEOの対談といったイベントを開催し、企業関係者が中国での業務をより効果的・スムーズに行えるよう便宜を図った。
(4)アジア青年オブザーバーの円卓会議プログラムを組み、28の発起国の中から青年オブザーバー約30人を招待した。オブザーバーらは若者の視点から交流・模索を行った。
周事務局長は、「今年は引き続き『アジアの新たな未来』をテーマとした各フォーラムを実施していく。今年9月には米国でエネルギー・資源の持続可能な発展に関する会議が、10月にはドバイでアジア金融協力会議が行われる」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年4月13日