低空空域開放、来年から全国推進
中国国家空中交通管制委員会弁公室の馬欣副局長は、このほど珠海で開催された航空産業発展論証会で、「テスト地区での2年間の慣らし期間を経て、中国の低空空域管理の緩和は、2013年より全国推進段階に突入する」と表明した。人民日報海外版が伝えた。
低空空域開放は、ゼネラル・アビエーション産業発展の最も重要な前提だ。低空空域開放により発展を始めた同産業は、1兆元規模の市場を形成する。
■フライトの4時間前に報告
馬氏は「低空空域改革は3段階に分かれる。第1段階では、2011年までに瀋陽・広州飛行管制区の試験を完了する。第2段階では、2015年年末までに試験成果を全国に推進し、政府監督管理・業界指導・市場化運営・全国一体化の低空空域運航管理およびサービス保証体制を形成する。第3段階では、2020年までに科学的な空中管制理論システム・法律システム・運航管理システム・サービス保証システムを構築し、低空空域資源の十分な開発と効果的な利用を実現する」と説明した。