潜在力ある企業ランキング 北京は3年連続最多
【中日対訳】 米経済誌「フォーブス」中国語版はこのほど、今年度の「中国の潜在力ある企業ランキング」を発表した。最も潜在力のある上場企業には掌趣科技が、最も潜在力のある非上場企業には添添隆信息が、それぞれ選ばれた。地域別にみると北京市が3年連続でランク入りした企業数の最も多い地域となった。「京華時報」が伝えた。
今年の最も潜在力のある上場企業ランキングをみると、トップはモバイル端末とオンラインゲームを主業務とする掌趣科技で、2位は朗瑪信息、3位は三諾生物だった。最も潜在力のある非上場企業ランキングをみると、トップは都市公共交通システムの建設を手がける添添隆信息、2位は希力電子、3位は匯◆商務だった。ランク入りした上場企業は創業ボードに集中しており、昨年は上場企業全体の58%を占め、今年は79%を占めた。
データを比較してわかることは、上場企業と非上場企業にはそれぞれ長所があるということだ。平均資産の規模、売上高、純利益の3つの指標ではランク入りした上場企業の規模が非上場企業を大幅に上回った。成長力の指標では非上場企業が上場企業よりも優れたデータを示し、3年間の売上の複合増加率の中央値、3年間の利益の複合増加率の中央値は、いずれも上場企業を上回った。
ランク入りした企業の地域別分布状況をみると、上場企業上位100社のうち約半数が北京市、広東省、江蘇省にあり、非上場企業の分布先は北京市、広東省、上海市の順に多く、この3地域で全体の70%に達した。地域経済の発展状況と符合するように、北京は3年連続で最も多く潜在力ある企業をランク入りさせた地域となった。今回のランキングの非上場企業上位100社のうち、北京市にあるものは37社に上り、上場企業上位100社では22社を数えた。(編集KS)
*◆は「上」と「下」が上下に組み合わさった字
「人民網日本語版」2013年1月10日