世銀:中国への送金、今年は660億ドルで世界2位
世界銀行は21日、移民と開発に関する報告書を発表した。それによると、今年の途上国への送金は予想を上回り、前年比6.5%増の4060億ドルに上る見込みだという。2012年の公式な送金の仕向け先国は、インドが1位で700億ドル、中国が2位で660億ドルだった。中国経済網が伝えた。
世界銀行のハンス・ティマー開発見通しグループ局長は「移民労働者は世界経済の低成長による悪影響を大きく受けているが、送金額は依然として大変底堅く推移している」と述べた。
同報告書によると、高所得国への送金を含む世界全体の送金総額は2012年に5340億ドル、2015年には6850億ドルに達すると予測されている。途上国への送金総額は予想を上回り、前年比6.5%増の4060億ドルに達すると予測された。また、途上国への今後の送金の伸びは、2013年には7.9%、2014年は10.1%、2015年には10.7%と見込まれる。
2012年の公式な送金の仕向け先国は、上から順にインド(700億ドル)、中国(660億ドル)、フィリピン及びメキシコ(各240億ドル)、ナイジェリア(210億ドル)となった。その他、エジプト、パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、レバノンなどへの送金額も大きかった。