2014年5月14日  
 

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出稼ぎ労働者の伸びが鈍化 近場の傾向が明らかに

 2014年05月14日08:12
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 国家統計局は12日、2013年の出稼ぎ労働者に関するモニタリング調査報告書を発表した。それによると、13年の出稼ぎ労働者数は2億6894万人に上り、前年比633万人(2.4%)増加した。このうち外部への出稼ぎ労働者(戸籍のある郷・鎮以外の場所で働く人)は1億6610万人で274万人(1.7%)増加し、戸籍のある場所での出稼ぎ労働者は1億284万人で359万人(3.6%)増加した。データからわかることは、中国は出稼ぎ労働者数が引き続き増加しているものの、全体としては伸びが鈍化しているということ、また近場に出稼ぎに行く人が増えているということだ。

 同局住戸調査弁公室特定テーマ調査処の陽俊雄処長の分析によると、近年の出稼ぎ労働者の増加には2つの特徴がある。1つ目は、本籍地から離れず近場に出稼ぎに行く人の伸びが数の上でもペースの上でも外部への出稼ぎ労働者を上回ったことだ。13年は本籍地での出稼ぎ労働者が359万人(3.6%)増加し、外部への出稼ぎ労働者を約85万人(1.9%)上回った。出稼ぎは近場で、が新しい特徴となっている。2つ目は、出稼ぎ労働者の数が全体として引き続き鈍化傾向にあることだ。過去3年間の増加率を前年と比較すると、11年は1.0%低下、12年は0.5%低下、13年は1.5%低下だった。こうした2つの特徴からわかることは、国が中部・西部の発展への支援に力を入れたこと、経済構造の調整・バージョンアップの過程で産業が地域間で移動したことにより、中西部地域の経済発展が力強く促進され、中西部地域の農村労働力の近場での移動が加速したことだ。また中国の生産年齢人口がピークを迎え、農業をやめて都市に移り住む人が増加したのにともない、農村の余剰労働力の供給もまもなく曲がり角を迎えるということだ。

 出稼ぎ労働者は数が増加すると同時に、素質も向上している。現在、中国の第二次産業、第三次産業において出稼ぎ労働者は半数を占め、13年には技能訓練を受けた人が前年を1.9%上回る32.7%を占めた。どの年齢層でも訓練を受けた出稼ぎ労働者の占める割合がそれぞれ上昇している。(編集KS)

 「人民網日本語版」2014年5月14日

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