ボストン爆破事件で負傷した中国人留学生が徐々に回復
周丹齢さん(インターネットより)。 |
米国・ボストンのボストン国際マラソン会場の爆破事件で負傷した中国人留学生の周丹齢さんは16日、二度の手術の後で会話ができるまで回復し、精神状態もこれまでより落ち着きを見せている。
ボストン医療センターに周丹齢さんを見舞いに行ったボストン大学の中国人の同級生によると、周丹齢さんは同日2回の手術を受け、午後に集中治療室で面会した時には、笑顔を見せ、簡単な会話を交わすことができたと語った。これまで周丹齢さんは筆談しかできない状態だった。
同級生によると、何か必要なものはないかと訊ねられた周丹齢さんは、「リップクリーム、赤」などの言葉を口にしたという。もっとも手術が終わったばかりの周丹齢さんはまだ十分に回復しておらず、面会もわずか数分間だったという。
ニューヨーク駐在中国総領事館の関係者によると、15日の爆破事件では不幸なことに中国人1人が亡くなったが、犠牲者の家族は氏名を公表したくないと希望しているという。総領事館側は現在、犠牲者の家族の渡米関係の業務を支援しているという。新華網が伝えた。(編集YH)
「 人民網日本語版」2013年4月18日