北京市市容(都市外観)委員会は14日、同市は今年、主要道路100本、胡同(路地)100本、キャンパス周辺地区100カ所を重点区域に指定し、環境整備事業を推し進める計画であると明らかにした。また、女性トイレの「長蛇の列」現象を改善する目的で、「公衆トイレ建設基準」の改定に取り組み、男女トイレの割合を1対1.5とする方針。「近くにある公衆トイレを見つけづらい」という問題に対処するため、関連部門はスマホ向けトイレ検索アプリの開発を進めている。人民日報が伝えた。
このほか、北京の公衆トイレに、「誰でもトイレ(原語:第三衛生間)」の導入を強化し、身体障害者や高齢者のニーズに対応する構え。改訂中の「公衆トイレ建設基準」には、「誰でもトイレ」の増設、男女トイレの割合調整、消臭・節水ニーズへの対応などが盛り込まれる見通し。また、「誰でもトイレ」の標識デザイン統一化が行われる。「淡色のドアに黒色の基板」と「濃色のドアに白色の基板」という色の組み合わせで、「第三衛生間」の文字があしらわれる。
北京市は今年、「3つの100」プロジェクトを始動、主要道路100本、胡同100本、キャンパス周辺地区100カ所を重点区域として選び、環境整備事業を展開する。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年4月15日