＜動画＞シンガポールで陥落72周年の記念日　占領期の被害者を追悼

　シンガポールの「日本占領期死傷人民記念碑」前では15日、第2次世界大戦で殺害された同胞を追悼する式典が行われ、同国政府、警察部隊、宗教団体、中華総商会、コミュニティー、各国のシンガポール駐在外交使節団、被害者家族代表、小中学校47校の代表など約1600人が参加した。

　現地メディアの報道によると、情報通信芸術省（MICA）のLeeBoonYang大臣が挨拶し、こうした記念活動を通じて若い世代に第2次世界大戦の悲惨さを忘れないよう呼びかけ、反戦のメッセージを伝えて歴史を繰り返さないようにしたいと語った。

　同日は日本の琉球大学名誉教授の高島伸欣氏も平和愛好家の日本の学者や市民を率いて参加し、歴史の尊重や平和維持の理念をアピールした。高島教授は「多くの日本人が、第2次世界大戦の後に誕生したため、戦争の痛みとは無関係で、責任を負う必要はないと考えている。これは誤った考え方だ。彼らの父母が東南アジアにはおらず、生存したからこそ、彼らが存在するからだ。私は彼らの考え方を正したい」と語った。（編集YH）

　「人民網日本語版」2014年2月17日