浅田真央 |
ソチ冬季五輪期間中、試合前の公式練習を行う浅田真央を取材しようと、80人を超える日韓メディアの記者が取り囲んだ。恐らく、ここまで国内外から注目を集める選手は、日本スケート界の「女王」である浅田真央だけであろう。
この一幕は、19日に行われるフィギュアスケート女子のショートプログラムの試合まで、残すところあと3日に迫った16日午後の試合会場アイスベルク・パレスで見られたものだ。中国新聞網が伝えた。
浅田真央は練習後、表情をまったく変えないまま、まっすぐに休憩室へと向かい、母国日本の記者に対してさえも一言のコメントも発しなかった。
日本の記者によると、浅田真央のこのような態度は、自分に対する高い注目度から距離を置き、影響を受けないようにするためだという。しかし、数日前のフィギュアスケート団体でジャンプを失敗した浅田真央は多くのメディアから批判や質問を受けたため、このような冷淡な対応をしている、という見方を示す人もいた。
一方、前冬季五輪金メダリストである韓国のキム・ヨナは、ライバルの浅田真央とは違って笑顔でメディアを迎えたが、一言もコメントを発していないという点では二人とも同様だ。決戦を直前にして、恐らく2人は平常心を保つことが何よりも重要であることをよく理解しているのだろう。