いかにストレスを解消するかが、日本で深い関心事となっている。ストレス解消のため、日本人は多くの方法を思いついた。最近東京で流行しているのが「感涙療法」だ。泣きたくても泣けない人達にとっては福音だろう。人々は日頃、感情が落ち着かないとき、号泣することで自身の不安定な情緒を解放し、気分も改善される。だが人目をはばかるなどの理由で、すべての人に大声で泣き叫ぶ勇気があるわけではない。
寺井広樹さんはかつて「離婚式」のプランナーだった。多くの夫婦が平穏に別れ、涙を流したのを目の当たりにした寺井さんは、泣くことが人の気分転換、ストレス解消にきわめて大切な役割があることを発見した。そこで寺井さんは、「感涙療法」講座を開設した。
講座では、講師が悲しい映画を上映、悲しいムードを醸しだし、泣きたい参加者の心苦しい想いを刺激する。「感涙療法」は開講から数カ月、すでに様々な年齢層の多くの参加者を引き寄せた。その効果はおおむね好評だ。これまでの研究によると、人々が情緒を抑える際、人体に有害なある種の生物活性成分が発生する可能性がある。
泣きはらした人達はその後、情緒の強さが一般的に40%低下する。しかし泣かずに、涙で感情的ストレスを消さない人の場合、結果的に自身の体の健康に影響し、ある種の疾病の悪化を促す。日本は仕事のストレスが大きいことで有名な国だ。調査によると、日本人の7割はストレスを感じている。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年5月14日