中国の64%の都市で地下水の汚染が深刻
関連部門が118の都市を対象に行っているモニタリングのデータによると、約64%の都市で地下水が深刻に汚染され、軽度の汚染となる都市は33%に達し、基本的に汚染のない都市はわずか3%に留まることがあきらかになった。
「山東省などで企業が汚水を高圧で排出して地下水を汚染している」といった情報が連日注目を集めているが、監督管理部門からは公式の発表はなかった。公益関係者のトウ飛氏はこのほどミニブログで、山東省濰坊では化学工場や製紙工場が汚染の深刻な汚水を地下に注入して監督管理部門の規制を逃れ、地下水汚染はすでに多くの地方で長年にわたり静かに進行している、と暴露した。
人民日報の公式ミニブログではこれに対して「祝日のお祝いムードの中で、一部地方の地下水汚染の現実が人々を心配させている。汚水を地下に注入すると、水源を汚染して後代にまで被害が拡大する。企業は利益のみを追求してはならず、政府部門の業績のために放任してはならない。我々は子孫を滅亡させるGDPは不要である。政府から大衆までが水汚染取締を掲げ、美しい中国のためにきれいな水源を保つべきだ」とコメントしている。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年2月18日