次世代動画圧縮規格が商用化、HDの基準を再定義 (3)
将来性
草案の可決から商用化までわずか7カ月、モバイルネットワーク・オフライン事業が開拓可
H.264基準は2003年に承認され、2011年にオンラインHD動画市場で80%のシェアを占めるまで8年を費やした。しかし激しい商業競争を受け、H.265は昨年8月に草案が可決されてからわずか7カ月後の3月末に商業化を実現した。
迅雷看看は3月30日、H.265規格を採用した動画を全国で初めて公開した。迅雷看看は、北京大学コンピュータ科学技術研究所から独占支援を受けた技術を採用したと表明した。孫副教授は、「長年の積み重ねを元に、当研究所は1年間でH.265規格に合致するLentoidコーデック技術を開発し、3月末に商業化を実現した。測定結果によると、同技術はすでに世界先進水準に達した」と説明した。
劉CEOは、「新技術はまだ調整段階にある。当サイトは現在、約30本の動画に新技術を採用している」と述べた。
劉CEOはH.265の広範な商業化応用が実現される時期について、「技術の普及のペースは、そのビジネス価値によって決まる。新規格は3−4年内に普及するが、これはユーザーの許容の程度に基づく必要がある。当サイトは今回、パソコンおよびパソコン環境での応用を実現したが、今後はモバイルネットワークが真の原動力となる」と指摘した。
孫准教授は、「インターネットの他にも、動画を使える分野(ビデオ監視システムや携帯電話向け動画などのオフライン事業)であれば、H.265を採用できると思う」と語った。(編集YF)
*◆は龍かんむりに共
「人民網日本語版」2013年4月18日