2014年4月17日  
 

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中国科学院の科学研究指数、東大を抜きアジア一に (2)

 2014年04月17日08:21
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 同報告書によると、中国はアジア太平洋の科学研究論文の数の増加をけん引した。有人宇宙船「神舟10号」が宇宙を探査し、スパコン「天河2号」の計算速度が2位の米「タイタン」に2倍弱の差をつけ首位となり、月面ローバー「玉兎号」が月上陸に成功した。一連の科学研究が、2013年の中国のNPIを押し上げる決定的な要素となった。中国は2−3年内に日本を抜き、アジア太平洋でNPIの最も重要な貢献者になると見られる。

 同報告書はまた、中国の化学のNPIが特に秀でていると指摘した。中国科学院、華大基因研究院、厦門大学を含む主要研究機関は2013年に、同グループ傘下の科学誌に33編の論文を掲載した。また中国科学院物理研究所と上海生命科学研究院は、中国科学院のNPIの最大の貢献者となった。

 南京大学が「ネイチャー・フィジックス」で発表した論文数は、その他のアジア太平洋の研究機関を上回り、「ネイチャー・マテリアルズ」での掲載数は3位になった。華大基因研究院と上海交通大学の90%の論文は、海外との共著であった。

 ◆基礎研究の拡大、順位上昇の主因に

 同グループの大中華地区担当者、「ネイチャー」編集員のニック・キャンベラ氏は、「世界の高品質の科学研究センターが、徐々に東に移っている。欧米の科学研究機関が現在も中心だが、中国はアジア太平洋の科学力の成長要因となっている。中国政府が基礎研究に投資を拡大し、アジア太平洋のNPIを押し上げている。これは世界の科学研究にとって良いことだ」と指摘した。

 キャンベラ氏は、「経済成長に伴い、中国は過去10−20年間に渡り科学研究への投資を拡大した。今日になりようやくNPIを通じて、これらの基礎・応用研究への投資の成果が示された」と語った。

 中国科技情報研究所研究院の武夷山氏は、「NPIは同グループ傘下の科学誌のみの指数だが、この順位は中国全体の科学力の強化をある程度反映できる」と述べた。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年4月17日

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