商務部(商務省)の高虎城部長は14日、日本の河野洋平会長(元衆議院議長)を団長とする日本国際貿易推進協会の代表団と会談した。「国際商報」が伝えた。
高部長は次のように述べた。中日両国の経済貿易協力が現在のような規模と水準にまで発展したことは、同協会の歴代会長を含む両国経済界の先輩たちが長期にわたり困難を克服し、ともに努力を重ねてきたことの結果であり、双方いずれもこの結果を大切にしなければならない。今、両国の政治関係は困難な状況にあり、双方は経済貿易協力を積極的に推進し、二国間関係の改善に向けた基礎固めをしなければならない。中国側は引き続き両国の企業間、地方間での相互利益の協力の展開を奨励し、支援していく。
また高部長は、同協会の設立60周年に祝辞を述べ、同協会が長期にわたり両国関係を推進し、両国の経済貿易協力を発展する上で行ってきた重要な貢献を賞賛した。
河野会長は商務部が長期にわたり同協会を支援してくれたことに謝意を表するとともに、次のように述べた。現在は多くの困難に直面しているが、日本の経済界は日中双方の経済貿易関係と相互利益の協力のさらなる拡大と強化に引き続き希望を抱いている。同協会は今後、両国の経済貿易協力の発展を奨励・支援しようとする中国政府の積極的なシグナルを日本の経済界に伝え、また日中の経済貿易協力を引き続き積極的に支援していきたい考えだ。
このほか高部長は質問に答えて、中国(上海)自由貿易試験区をめぐる状況について説明を行った。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月16日