2012年11月7日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:16:05 Nov 07 2012

中国海軍、最新の遠洋航海用食品を開発 潜水艦兵の食を豊かに (2)

 2010年9月、航海中の艦艇内で、この遠洋航海用食品の試食検査が行われ、乗組員全体の満足度は91%に達した。現在、潜水艦艇の乗組員はこのレトルト食品をゆでるか、蒸すかして10分もすれば、湯気のあがる美味しいご飯が食べられる。

 ▽200種類以上の組み合わせ 単調な食生活を改善

 中国海軍の艦艇遠洋航海食品の研究は1962年に始まった。当初は、技術的な制約を受け、遠洋航海用食品の研究は主に缶詰食品に集中した。しかし、潜水艦の出航は少なくとも3-5日、多ければ数十日にもなる。どんなに美味しい食事でも、続けて数十日も食べれば、飽きてくるものなのに、缶詰ではなおさらだ。

 40年近くもの努力・研究を経て、海軍遠洋航海食品は種類や味、貯蔵機関において、極めて大きな前進と発展が得られた。その結果、さまざまな新鮮食品や冷凍食品、フリーズドライ食品、ありとあらゆる軟硬包装の缶詰食品などが開発された。

 同研究所科研研究員の指導の下、2010年9月、潜水艦用食品に初めて野菜品質保持の技術が用いられた。1カ月あまりの任務が終了した際、各種野菜は依然として緑のままで、損耗率は5%以下となり、潜水艦航海における野菜品質保持の新記録を作った。この技術的革新により、潜水艦航海中の野菜提供が保障されたほか、乗組員の飲食や心理需要も大いに満たされた。また航海中の飲食を確保する力強い支えになったとして、 「竜宮城奥底の革命」と称えられた。一部艦艇乗組員は「毎回の食事で緑色野菜を食べられるので、遠洋航海も辛くなくなった」と語っている。

 現在は、海軍医学研究所が研究・開発した主食類、肉・魚類、野菜類、乾物類、フルーツ、飲糖類の6大類、200種類以上の航海用食品に新鮮野菜が加わり、乗組員は自由に組み合わせを選択できる。これにより乗組員たちの食生活は極めて豊富になり、改善された。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2012年11月7日

[1] [2]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
関連記事
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古