中国国家衛生・計画生育委員会、中国国家食品薬品監督管理総局は北京で24日、B型肝炎ワクチンに関する記者会見を開いた。人民日報が伝えた。
中国疾病予防コントロールセンター免疫計画センター主任医師の王華慶氏は、「中国のワクチンの品質基準は、世界基準の水準にほぼ達しており、一部の項目は世界の水準を上回っている」と説明した。
中国国家食品薬品監督管理総局・薬品化粧品監督管理司の李国慶司長は、「中国国務院は2011年10月、ワクチン体制の建設計画を発表し、国家級の計画として実施した。中国のワクチン監督管理体制は改善を続けており、企業に対する監督・検査および製品の検査を強化し、新たに修訂された薬品製造規範(GMP)およびワクチンの強制検査制度を施行することで、ワクチンの生産能力・水準、新型ワクチンの開発水準を大幅に引き上げた。国家のワクチン監督管理体制は、2011年に世界保健機関(WHO)の審査に合格した」と語った。
王氏は、「2005年にWHOの支援を受け、中国のワクチン異常反応モニタリング体制が全国的に広がり、モニタリングデータは昨年の時点で10万件に達した」と述べた。
北京大学医学部教授の庄輝氏は、「母親から子供への感染は、B型ウイルス感染後の慢性肝炎の主因だ。B型肝炎ウイルス表面の抗原が陽性である母親が生んだ子供が、24時間以内にB型肝炎ワクチンを接種された場合、母親から子供への感染を防げない可能性は4%のみとなる。しかし24時間後になると、この確率が20%に上昇する」と話した。
庄氏は、「接種の時期が早いほど高い効果が得られる。これは中国のB型肝炎免疫対策であり、WHOの免疫対策でもある。世界の60%の国が、新生児に対する24時間以内のB型肝炎ワクチン接種を実施している」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月25日