国家自然科学基金委員会第7期委員会第2回会議が、25日に北京で開催された。同会議は科学基金「第13次五カ年計画(2016-2020年)」の戦略研究活動の実施に関する報告書を発表し、中国の最先端科学・技術の戦略的目標を打ち出した。人民日報が伝えた。
同委員会の高文副委員長は戦略的目標について触れた際に、「中国の全社会研究開発(R&D)経費は持続的に増加しており、すでに世界3位の規模に達している。しかしこの10年間、中国の基礎研究の経費が占める比率にはほぼ変化がなく、約5%を維持している。ドイツや米国などの場合、この比率は15−30%に達する。中国の基礎研究経費がR&Dに占める比率を、第13次五カ年計画最終年(2020年)までに10%とする手段と可能性を模索する」と表明した。
同委員会は他にも、2020年頃までの基礎研究の具体的な目標を発表した。例えば、毎年世界で話題を集める先進的な100の研究のうち中国が4−5を占め、学科発展にとって節目の意義を持つ重大かつ革新的な成果を約10件創出するといった目標が設定された。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年3月26日