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河野談話検証が示す安倍政権の歪んだ歴史観 (2)

人民網日本語版 2014年06月26日14:55

 河野談話作成の背景を検証する日本政府の行動に対して、米国務省のサキ報道官は20日の記者会見で、検証結果に対する直接の評価は避けたうえで「米国は河野談話を見直さないとした菅義偉官房長官の声明に留意している」と指摘。「河野元官房長官が河野談話でおわびしたことは、日本が近隣諸国との関係を改善する上で、非常に重要な1ページとなったというのが米政府の考えだ。米国は一貫して、近隣諸国との関係を解決し、強化するよう日本に促している」と指摘した。

 慰安婦や第2次大戦の戦争責任の問題における安倍氏らの「曖昧」戦略は、「歴史問題」における日本の保守政治家グループの誤った姿勢を反映していると言える。日本の第2次大戦時の軍国主義による侵略の罪を徹底的に省察しないこうしたでたらめな「歴史観」は、アジア近隣国と国際社会から信頼されないだけでなく、同盟国である米国の同意も得られない。

 安倍氏ら保守派の政界要人は軍国主義による侵略の歴史を否認することで、敗戦により砕かれた日本の「自信」を「立て直」そうとしている。これは日本を政治・軍事大国にすることを切望する日本保守派政治家グループの戦略構想だ。この誤った「理念」に支配される形で、近年日本の政界要人はA級戦犯を祀る靖国神社をしきりに参拝し、右翼勢力の「新日本歴史教科書」を利用して、従軍慰安婦の強制連行を否認し、軍国主義による侵略の罪を美化している。これは日本政治右傾化の際立った表れであり、かつて日本軍国主義による侵略をさんざん受けた国の民族感情を深刻に傷つけ、近隣国との関係を悪化させ、苦労して手に入れたアジア太平洋地域の平和・安定の大局を破壊している。(編集NA)

 「人民網日本語版」2014年6月26日


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コメント

最新コメント

山口修   2014-06-2760.56.113.*
慰安婦問題を全体の中でとらえることも重要だと思う。日本兵士の中国での性犯罪を防止し占領を安定させるために、慰安所が設けられたのだ。中国での戦争犯罪が主たる問題であり、朝鮮人の動員は、付随して発生した問題である。慰安婦の動員による、戦地女性の被害の軽減があったかもしれない。日本が不正な戦争を始めたこと、各地で人々を虐殺したことを、まず、認識しないと、一般的な、兵士と性の問題や、売春、女性の保護の問題に、論点が拡散してしまう。ところで、性的慰安のために、戦地に朝鮮少女を送り込もうと企画した段階で、日本国は有罪であり、証拠が少ないのは当時も違法性を認識していたからだ。日本政府は、特別の立法によって、当時の、慰安婦動員の責任者、関連者を監禁して取調べ、真相を解明すべきだった。真相解明、責任者の特定、政府の反省表明が必要だった。動員企画者は、下級の犯罪者はあろうが、法律上の責任者だ。上級というのは戦争指導者だ。ところで、誰の企画立案で、慰安婦動員がなされたかを、当時の軍幹部が知らないはずがない。政治的意志があれば真相解明は可能だったのだ。旧軍の抵抗で、このような理想的解決は不可能だった。そして、この問題の解決を意図して「平和のためのアジア女性基金」が設立された。この、偽善的名称は嫌悪を催させるが、解決の一つの方向だった。過去の日本による被害者だけでなく、現在の世界の戦争被害者に、援助を与えるという企画だ。過去を鑑とし、善行を行う、ならよい。ただし、それが成立するには、日本政府の、一定の、悔い改め、が必要だ。日本政府は、戦後の、謹直な態度から、だんだん増長し、悔い改めを、否定し始めた。その態度は、近年ますます、ひどい。「慈善を唱うなら、金は受け取れない」との反応を生んだ。事実、責任を回避するため慈善を唱うだけの、インチキ基金だったようだ。なにをかいわんや
宮田聡美   2014-06-26211.140.192.*
今回のワールドカップで日本チームが予選負けしたのは、個人的には残念だけれども、日本全体としてはよかった面もあります。軍国主義者が調子にますます調子にそったでしょうから。ネチネチ言葉をいじくって、都合の悪い事実から逃れようとする、意地汚さと往生際の悪い安倍政権とその支持者は、日本代表チームの勇気と潔さを見習ってほしいものです。ま、到底無理ですが。