神華集団国華電力舟山発電所の35万kw石炭火力発電機が25日午前9時頃、168時間の試験稼働を完了した。これにより中国初の「ほぼゼロ排出」の石炭火力発電機が正式に実用化され、ガス発電機よりも汚染物質排出量が少ない世界初の石炭火力発電機になった。科技日報が伝えた。
浙江省環境モニタリングセンターが現場でサンプリング調査を行ったところ、同発電機の試験稼働中の粉塵、二酸化硫黄、窒素酸化物などの主要汚染物質の排出量は、「史上最も厳しい」、「世界で最も厳しい」と称される中国環境保護部の最新の「火力発電所大気汚染物質排出基準」の上限値を大きく下回ったほか、ガス発電機の排出制限値の半分以下となった。
神華集団国華電力は、「稼働中の61基の3480万kW石炭火力発電機のうち、48基の技術改良を2017年までに完了する。当社が今後建設する石炭火力発電機のすべてに同技術を採用し、ガス発電機の排出基準を下回るようにする」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月26日