数多くの世界記録の保持者であり、「欧州の高所の綱渡りの王」と呼ばれるフレディー・ノック氏が28日、再び何の防護措置もつけずにアジアで最も長く、最も危険な湖南省張家界天門山上空の観光ロープウェーの綱渡りに挑戦した。420メートルの位置まで進んだ彼は、傾斜のきつさや足元の不安定さから、挑戦の中止を選んだ。ノック氏は2010年3月20日にも天門山ロープウェーに挑戦したが、約200メートル進んだところで、ロープの揺れが大きくなりすぎてチャレンジを中断した。彼が今回挑戦したのは天門山ロープウェーで傾斜が最大、支柱間の距離が最長の部分だ。この部分は天門山の峡谷を跨ぐ長さ700メートル、平均の傾斜角が42度、垂直の高低差が500メートル以上ある場所で、160階建て以上のビルの高さに等しい。チャレンジの困難さから、業界では「魔物のレースコース」と呼ばれている。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年6月30日