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テンセント、中国で最も価値あるブランドに

人民網日本語版 2014年06月27日16:50

中国の民間調査機関・胡潤研究院は26日、「2014年胡潤ブランドランキング」を発表した。IT最大手のテンセントは2080億元(約3兆3900億円)のブランド価値により、中国工商銀行と通信事業者の中国移動(チャイナ・モバイル)を抜き、初めて最も価値ある中国ブランドになった。京華時報が伝えた。

胡潤研究院は9年連続で同ランキングを発表している。過去の同ランキングのブランド価値を見ると、中国移動と中国工商銀行は圧倒的な優位により、交替で首位を占めていた。今回発表されたランキングによると、テンセントの2014年のブランド価値は前年比136%増の2080億元に達し、初めて最も価値ある中国ブランドの玉座についた。昨年首位だった中国移動のブランド価値は19%減の2030億元(約3兆3100億円)で、順位を3位に落とした。

テンセントの他に、検索最大手の百度、電子商取引最大手のアリババが好調だった。百度は1900億元(約3兆1000億円)のブランド価値で4位につけた。アリババが運営する中国最大の通販サイトであるタオバオは、今年唯一新たにトップ10入りしたブランドとなり、5位に浮上した。またアリババのB2Cの天猫、決済サービスの支付宝もランクインした。

胡潤研究院の統計データによると、アリババの馬雲会長、テンセントの馬化騰会長、百度の李彦宏CEOが資本参加する全国トップ200ブランドは15(自社ブランドを含む)に達し、そのうち12がトップ100入りを果たした。

今年ランクインしたブランドのうち、アリババが投資しているのは家電大手のハイアール(子会社)、動画サイトの優酷と土豆、サッカークラブの広州恒大、新浪微博(ウェイボー)、馬雲会長個人が投資しているのは映画・テレビ番組制作会社の華誼兄弟。テンセントが投資しているのはポータルサイトの捜狗、飲食店情報サイトの大衆点評網、ネット通販大手の京東商城。百度が投資しているのは旅行サイトの去哪児網だ。

馬雲会長は、傘下の3つのブランドが同ランキングに入選し、いずれも民間ブランドトップ10入りを果たした。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年6月27日

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