北京動力機械研究所が16日に発表した情報によると、同研究所が開発した中国初の高空・長航続時間無人機用ターボジェットエンジンが同日の審査に合格した。これは同エンジンの開発の成功を意味する。科技日報が伝えた。
1980年代に、米国などの先進国は高空で使用するターボジェットエンジンの研究を開始した。ターボジェットエンジンは経済的で、高空での推力重量比が高く、燃費が良いなどの技術的優位により、無人機の動力に幅広く採用されている。中国の現役無人機は動力面の問題により、高原での離着陸、高空での長時間の飛行を実現できていない。高空で長時間飛行できる無人機用のターボジェットエンジンには、差し迫った需要がある。
同エンジンの開発成功は、中国航空産業のエンジン関連分野の空白を埋め、国防力と科学技術水準の向上にとって重要な意義があり、軍事・社会面に幅広く利益をもたらすことになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月17日