中国北車北京二七装備公司が16日に発表した情報によると、同社が製造した中国初、世界最高速の「高速鉄道の救急車」こと、検査・修理などを行う多機能総合作業車両が3週間の作業試験を実施した。同車両は8月末に試験を完了し、稼働開始する予定だ。中国新聞網が伝えた。
同社が発表した情報によると、同車両は10数回の線路上の作業で計640キロを走行し、作業器具を25時間使用した。作業試験は順調に進められた。
既存の鉄道作業車両と異なり、同車両には高速・低速の二種類のディーゼル機関が搭載されており、フルイドドライブと油圧伝達の切り替えを実現し、高速走行と低速作業走行の二つのモードを設定できる。坂道、トンネル内、雪害発生時でも、同車両は安全運行と点検作業が可能だ。
時速160キロに達する同車両は、世界で最も先進的な技術を持ち、運行速度が最高、機能が最も総合的で、用途が最も広範な総合作業車両、検査・修理用車両だ。
中国は現在、総延長が1万km以上に達する高速鉄道、3万km以上に達する電気鉄道を有しているが、これまで高速鉄道と電気鉄道の給電用架線の点検・補修・修理に適した専用設備が存在しなかった。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月17日