2014年8月1日  
 

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釣魚島の帰属を証明する国内外の歴史的地図

人民網日本語版 2014年08月01日08:59

 18世紀から19世紀にかけてフランスや英国、日本、ドイツ、米国、中国などで作成された地図はいずれも釣魚島とその付属島嶼(日本名・尖閣諸島)を中国の版図としていた。このことは、釣魚島が中国固有の領土として国際社会に公認されていたことを意味する。新華網が伝えた。

 復旦大学出版社と海豚出版社が共同出版した『釣魚島の歴史的真相』では、復旦大学の韓結根教授が、同大学歴史地理研究センターの韓昭慶氏の提供した資料に基づき、1752年から1877年までの100年余りにわたって国内外で作成された釣魚島を含む地図を列挙し、釣魚島とその付属島嶼が中国の固有の領土であるという重要な証拠としている。

(1)米ハーバード大学の地図室に収蔵される1752年にフランス人が作成したとされる中国地図(図名と作者は不明)は、外国人の作成した地図のうちで釣魚島とその付属島嶼を紹介した現存最古の歴史資料とされる。地図中では、日本と朝鮮半島がそれぞれ緑色と赤色で示され、釣魚島とその付属島嶼は中国大陸と同じ黄色で示されている。島の名称は、中国の閩南方言でラテンアルファベットによって表記されており、「名前は持ち主を表す」という原則から言えば、その主権は中国に帰属していると考えられる。

(2)1755年、フランスの地理学者で地図学者でもあったダンヴィル(d'Anville)の作成した『アジア第2地図:中国、タタールとインドの一部、スマトラ諸島、ジャワ、ボルネオ、モルッカ、フィリピン及び日本』が正式に出版された。地図右上方には中国のための注が付けられ、1752年のフランスの作者不明の地図とほぼ同様の名称が釣魚島とその付属島嶼にあてられ、着色も中国大陸と同じ色で施されており、主権が中国に属していることを表している。

(3)1767年、フランス人宣教師ミシェル・ブノワ(Michel Benoist)が清の乾隆帝の命を受けて作成した木版印刷の『坤輿全図』では、釣魚島とその付属島嶼が図中に示され、閩南方言の漢字表記が付けられ、釣魚島は「好魚須」、黄尾嶼は「歓未須」、赤尾嶼は「車未須」と記載されている。同地図は、権威のある国家地図であり、釣魚島とその付属島嶼が当時、正式に中国領土の版図に組み入れられていたことを示している。


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