いよいよ夏休み!QQ空間や微信モーメンツなどのSNSサイトでは、さまざまな旅行写真が登場している。旅行写真をアップしないと、友達から「いいね!」がもらえないって?そんなことはない。一瞬にして旅行の達人に変身することができる「面白写真」が最近、ネット上で大流行、多くのネットユーザーたちから、「素晴らしい新たな技だ!」と感嘆の声が寄せられている。揚子晩報が伝えた。
一枚の「休暇中」の写真が、SNSサイトで100万以上の「いいね」を獲得したことが、ブームの始まりだった。この写真は左右に分かれており、左側には、このネットユーザーの膝頭が見えており、彼がプールサイドで日光浴をしていることが想像できる。近くにはヤシの木や別荘があり、土豪(金遣いが荒く品のない金持ち)の雰囲気が満ち溢れている。ところが、真相は右側に暴かれていた。プール、ヤシの木、別荘はいずれも画像で、膝頭に見えたのは、彼の手指の関節だったのだ。
ネットユーザーは続々と「いいね」を押し、自分でも真似しようとした。そして、さまざまな「旅行写真」が出来上がった。PCの画面で、「ドバイに到着!最高級ブルジュ・アル・アラブの前で」というコメント入りの合成写真。紺碧の海の写真を使い、足をスクリーンの前に投げ出し、「紺碧の海、青空の下の小さな足」というタイトルの写真。もちろん、どこに行こうとも自由だ。テレビやPCのスイッチをオンにして、楽しみながら、好きな写真と自分撮りを組み合わせるだけで、他人は世界各地を旅行しているのだと錯覚する。
この新しい「技」は、ネットユーザーの関心を集め、皆が「いいね」を押し、「パパはもう、私が家に引きこもってないかどうか心配する必要はないわ!」「人間の可能性は、どこまでも無限大に広がっている。アイデアさえあればできない事なんてない!」などのコメントが寄せられた。さっそく「旅行のプラン」を立て始める人もいた。「聡明な小核尚」さんは、「すばらしすぎる!さあ、どこ行こう?」とコメント、「maniac―menfolk」さんは、「真似して作って、数枚送ってよ」と友人に催促した。あるネットユーザーは、写真を作っている最中に、「私の頭が大きすぎて、画面の邪魔になる」という問題に突き当たった。「Kingsley森林」さんは、「まずは大画面テレビを買うお金がないと」とみんなに教えた。
「彼女が、僕が居眠りしている間に撮影した」写真のブームに続き、「休暇写真」は、間違いなく、自分で自分を楽しませる新たな方法になるだろう。外は暑い?お金がない?詐欺に遭うのが嫌?この「技」さえあれば、恐れるものなど何もない。家から一歩も出なくても、世界中どこにでも行ける!皆さん、何をぐずぐずしているの?さあ、すぐに出発しよう!(編集KM)
「人民網日本語版」2014年8月1日