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カネボウ化粧品白斑問題、現在も販売に影響

人民網日本語版 2014年08月01日08:23

花王の化粧品の売上は、今もカネボウ白斑問題による影響を受けている。花王が発表した上半期業績によると、化粧品の売上は1.8%増に留まり、日本市場での増加率は0.1%のみとなった。北京商報が伝えた。

花王がこのほど発表した中間決算によると、上半期の売上は前年同期比6.6%増の65億7000万ドル、純利益は73.3%増の3億1000万ドルとなった。しかし子会社のカネボウ化粧品の自主回収による影響を受け、化粧品の売上は1.8%増に留まり、日本市場での増加率は0.1%のみとなった。花王は、「カネボウ製品の自主回収の影響を受け続けており、日本での販売が落ち込んでいる。日本市場全体の売上増加率も、世界で最も低かった」と発表した。

昨年、消費者からの届出により、カネボウの美白化粧品に含まれるロドデノールと呼ばれる成分によって、皮膚に白斑が生じることが発覚した。カネボウは昨年7月、化粧水と乳液など8ブランド・54種の製品を自主回収した。花王は昨年の年次報告書で、「カネボウが開発・生産した問題のある美白化粧品の回収・賠償などにより、1億ドル弱の損失が生じた。ただし日本国内の紙おむつや洗剤などの日用品の販売が好調で、化粧品問題は企業全体の業績に影響を及ぼさなかった」と発表していた。

今年上半期の業績も同様で、その他の製品の販売業績が、疲弊する化粧品の販売を補った。化粧品を除く花王ヘルスケア部門の上半期の営業収入は10%増の10億8千万ドル、テキスタイル・ホームケア部門の営業収入は7%増の14億6000万ドル、化学製品部門の営業収入は15.4%増の14億3000万ドルとなった。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年8月1日

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