2014年9月5日  
 

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外国の映画関係者が中国の暗黙のルールに戸惑い

人民網日本語版 2014年09月05日08:25

8月27日に開催されている第71回ベネチア国際映画祭は2日、「中国映画フォーラム」を開催。中国の王小帥(ワン・シャオシュアイ)監督が、数十年前のイタリアでのエピソードを明かしたほか、新作「闖入者(Red Amnesia)」について、「私の作品がX日X時に初公開されます。中国人の感情を理解したければ、私の映画を見てください。損はしませんよ」と宣伝し、「中国の監督には、中国の政治の状態などの現実にもっと注目してほしい」とも語った。また、香港の許鞍華(アン・ホイ)監督が旗を振った「黄金時代(The Golden Era)」の覃宏プロデューサーは、「中国のある監督が、今後ローマで映画の撮影をする。その作品は現在の中国の若者がイタリアでカルチャーショックを経験する姿を描いている」と明かした。合肥晩報が報じた。

王監督が作品を自画自賛

十数年前、王小帥監督は、「十七歳的単車」の宣伝のため、汽車に乗ってイタリア各地に足を運んだ。ある時、レストランでスパゲティを食べていた王監督に、コックが包丁を持って近付き、「『十七歳的単車』の監督では?」と質問。同映画のファンであることを語ったという。

外国の映画関係者は中国の暗黙のルールに戸惑い

イタリアのあるプロデューサーは、「合作映画を撮影する際、中国の『暗黙のルール』を破ってしまうことが多々ある。国情の違いが厚い壁になる」と語った。王監督の「我11」(2012年)のフランスでの公開を手掛けたイサ・プロデューサーは、 「両国間の交流において壁があるため、往々にして契約してから、問題が発生する」とし、「中国人と一緒に映画を制作する場合は、一緒に食事をして、カラオケに行き、お酒を飲まなければならない」と語った。

また、イサ・プロデューサーは、「中国の映画の観衆の多くが、18~28歳。同年代の若者にとって、3D作品やIMAX作品は魅力がある。一方、欧州では、映画館の観衆の多くが40歳以上で、3Dを好まない。そのため、合作映画を制作するに当たり、市場の法則を把握しておくことが非常に重要」との見方を示した。(編集KN)

「人民網日本語版」2014年9月5日

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