〇故障の主要因は信号システムの故障
今年、北京地下鉄で起こった39回の故障のうち、信号システムまたは列車に搭載されている信号システムの不具合による故障が18回、列車本体の不具合によるものが6回だった。
北京地下鉄運営公司設備部の顧慶部長は、「地下鉄の故障は主に、電力供給設備、線路設備、機電設備、通信信号設備などの原因によって発生する。特に多いのは信号システムの故障で、これが故障の最大の原因になっている」と述べた。
北京地下鉄の乗客数は増加の一途を辿っている。平日の一日当たり平均乗客数は延べ849万人に達している。過去の運営経験によると、一日当たり乗客数が延べ700万人レベルまでなら、地下鉄の運営は安定的で秩序を保つことができる。だが、現在の平日の乗客数はこのレベルを上回っている。顧慶部長は、「膨大な乗客数が、故障が起こる決定的要因だ。乗客数の増加に伴い、車両の使用頻度が高くなり、車両の磨損と損傷もそれにつれて激しくなり、おのずと故障の頻度が高くなる」と指摘した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年9月9日