保安検査設備展示ルームで「持込が禁止されている物品」を当てるゲームをする子供(北京地下鉄4号線国家図書館駅) |
29日午前、北京地下鉄の駅構内に、「地下鉄保安検査設備展示体験ルーム」が初めて登場した。保安検査の重要性を市民により深く理解してもらうことが目的だ。体験ルームに入った乗客は、ポータブル爆発物探知器や液体危険物探知機など6種類の保安検査機器を実際に体験することができる。法制晩報が伝えた。
29日午前、地下鉄4号線国家図書館駅の保安検査設備展示体験ルームでは、「にわか保安検査員」になった多くの乗客が、ハンディタイプ金属探知機などの保安検査機器を実際に手に取り、体験していた。地下鉄の保安検査担当者は、「この吸引方式爆発物探知機は、爆発物の製造に関わった人間に付着したわずかな粉塵さえも、全て検出することが可能。感度が高いだけではなく、測定の結果も、わずか5秒ほどで出すことができる」と、乗客に説明していた。
北京公共交通総隊の担当者は、「ボディチェックには各種基準があり、個別のケースに応じて臨機応変に対応している。鞄などの携行品を持っていない乗客に対しては、検査に要する時間を短縮するため、専用の『スピードレーン』を設けている」と話した。
北京京港地鉄の担当者は、「北京地下鉄の保安検査は、2008年6月29日にスタートした。これまでに、17の地下鉄路線では、43万件あまりの各種持込禁止物品や危険物品が押収された」と述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年6月30日